まちの為に私ができること
2015/08/30(Sun)
少子高齢化が進む日本、ネコノテカフェのある神奈川県南足柄市もその例外ではありません。
南足柄市は金太郎伝説のある、緑にあふれた美しいまちです。
私はこの自然豊かなまちが気に入って引っ越して来ました。
朝起きた時の土の匂い、うるさいくらいにさえずる鳥の声に興奮したものです。

けれど入った自治会は、高齢者が多くて夏祭りの運営も大変、子どもが少なくなり子ども会も消滅、という状況でした。
そして訪問介護の仕事で出会う、体が不自由になり日常生活が制限され、人との交流が限られる利用者の方々の寂しそうな様子・・・・。
このままではまちの元気がなくなってしまう!そんな危機感はずっと感じていました。
そして「まちの為に何かできたらいいな」そう思うようになりました。

でも私は訪問介護の仕事をする普通の主婦です。
そんな私がまちの未来の為に何をできるというのでしょう。

私ができることと言えば・・・
振り返ってみると、ちょっぴりですが洋裁と料理やお菓子作りには自信があり、一人娘の着る服とおやつはなるべく手作りでと頑張ってきていました。それを活かすことなら何かできるかもしれない。それは感じていました。
でも私一人では何もできそうにありません。
だけど誰でも持っている、「これだったらちょっぴり他の人よりは得意かも」というものを集めれば何とかなるかもしれないと考えるようになりました。
介護の仕事の訪問先でも、笑顔の素敵なTさんは春になると、「みんなにあげるの」とうれしそうに夏みかんを使った寒天をたくさん作っていました。Tさんは「これだけは自慢なの」とレシピを教えてくれました。
冗談のうまいSさんは寒い時期の入浴中、冷たいタイルの床でSさんが温まるのを待つ私を心配して、足にお湯をかけてくれていました。皆さん自由のきかない体で入浴するのは大変です。自分のことで精いっぱいでヘルパーの足が冷えることを心配してくれる方は他におらず、その気遣いに足も心も温まりました。

一人のできることは小さくても、それが集まれば大きな力になるはずです。
そう考えると何をやったらいいかどんどん固まって行きました。
私が前から感じていたのは、
「一人暮らしのお年寄りが気軽に誰かとおしゃべりする場所を作りたい」
「みんなが介護を受けなくても済むような対策を知識として得られ、それを実践できる場所を作りたい」
「みんなが自分の得意なことを人の役に立てたり、披露する場所を作りたい」
こんなことでした。
それって・・・カフェなら実現できるんじゃないの!?

そう思ってからは主人や娘と「カフェができたらこんなことやりたいねー」と、半分夢物語、半分本気で毎日話すようになりました。
そして・・・最初にカフェをやりたいなと思った時はまだ幼稚園だった娘も小学5年生になりました。実践経験として始めた他のカフェでの掛け持ちパートも1年を超え、様々なセミナーで得た知識や、取得した資格も増えて来ました。家事や育児を優先しながらも続けてきた訪問介護の仕事で貯めたお金も、それなりの金額になりました。(今思えば全然少ない金額でしたが)
「やるなら今だ!」そう思い、動き始めました。

しかし、期待していた補助金は不採択になったり、補助金自体が行政の予算不足で消滅したりして、全て自己資金で賄わなくてはいけなくなり、いろんな歯車までうまく回らなくなりました。
でも私の想いに共感し、応援や協力してくれる人がたくさんいます。そんな人の想いに応えようと今、頑張っています。

まだ店のオープンは遠くにあるような感じですが、少しずつみんなのお手を借りながら、カフェの実現へと進めて行きたいと思います。このブログはその軌跡を記せたらいいなと思っています。
未熟者の私ですがこれからみなさん、よろしくお願いいたします。
そして、これを読んでいるあなたにもお力を貸して頂けたら幸いです。
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